小型船舶免許の有効期限は5年間ですので、それ以降は更新が必要になります。実際に、船舶免許の更新方法を見ると、ものすごい数の更新代行業者や海事代理士の事務所がヒットします。
しかし、こうした業者に頼むと2倍近くのお金がかかることをご存知ですか?もちろん、書類作成の手間等が省けるのはメリットかもしれませんが、自身ですべて更新を行うことも可能です!そして、何より簡単です!
小型船舶免許証を自分で更新する方法について、まとめたいと思います。
小型船舶免許の更新とは?
小型船舶免許は5年に1度、更新する必要があります。更新と言っても難しい試験があるわけではなく、「更新講習」と「身体検査」に合格すればよく、まず落ちることはありません。
ちなみに、有効期限の一年前から行うことができます。
自分だけで小型船舶免許の実際にやってみた
実際に更新期限がおよそ3ヶ月と迫ってきたので、実際にやってみることにしました。
以下に手順をまとめていきますので、ご確認ください。
更新講習を申し込む
まず更新講習をこちらのインターネット受講申込ページより申し込みます。
以下のような必要事項を記入していきます。
※ただし、以下の方はインターネット申込に対応していないので、注意してください。
- 操縦免許証(海技免状)を紛失、き損(割れ、欠けや印刷の薄れで文字が読めない状態)している方
- 外国籍の方
- 昭和58年4月以前に交付された、番号が13桁以外の海技免状の方
- 新型コロナウイルス感染症対策による特例申請の方
また、わたしの場合は取得時の住所から引っ越していたので、本籍地記載の住民票の写しも必要となります。必要な方は申込をする前に準備しておきましょう。
更新手数料を払う
受講料(3,700円)と身体検査料(800円)の合計4,500円を口座振込やコンビニ払いで支払います。手数料は自己負担になります。
当日までに準備をする
当日までに以下のものを用意します。
- 船舶免許
- 証明写真 縦4.5cm×横3.5cm 2枚(1枚は講習会場で提出、もう1枚は後述する運輸局の申請で使用します)
- 住所変更がある場合は本籍地記載の住民票
- 筆記用具
ちなみに…当日、古い船舶免許は回収されてしまうのですが、記念として持っておきたい旨を伝えたら回収されませんでした!
講習を受講する
1時間程度の講習を受講します。テキストやガイドブックなども当日配られます。
更新講習は、「身体検査(30分程度)」「講師による講義(40分)」「ビデオ講習(20分)」など、全体で1時間半程度です。
失効再交付講習の場合には、「身体検査(30分程度)」「講師による講義(100分)」「ビデオを見る(40分)」でおおよそ3時間近くかかります。更新講習の倍になりますので、注意したほうが良いですね。
ただし、講習を受講しただけでは船舶免許の更新は完了しません!ここからが自分でやる場合の最大の違いです。
受講後に運輸局に行く
「講習修了証明書」と「小型船舶操縦士身体検査証明書」が発行されますので、これ当日配られる申込書類を持って運輸局に向かいます。また、上述した住民票や写真もこのタイミングで一緒に提出します。
運輸局の一覧はこちら
収入印紙が更新の場合1,350円(失効の場合は1,250円)が必要になりますが、当日会場で購入できますので問題ありません(スムーズにしたい場合は事前に用意しておきましょう)。
また、おすすめは
- 運輸局の近くの会場
- 午前中(お昼くらい)の更新講習を申し込み、午後に運輸局に直行
というプランです。こうするとことで、即日で免許を受け取ることができますので、免許不携帯になんて事態になりませんね。
どのくらいの人が自分で更新していた?
更新講習会場にいる人は25人程度いましたが、自身で更新をしている人は5,6人程度で、後は海事代理士などを通しているようでした。
しかし、ここまでまとめたようにとても簡単ですし、費用も安く済みますので絶対護身で更新されることをおすすめいたします!
おわりに・まとめ
意外と簡単な船舶免許の更新。費用面も手間も意外にお手軽ですので、個人で更新にチャレンジしてみてください!
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